・ CI ― Collective Intelligence ― 構想
        a. ここであえて AI ではなく CI ― Collective Intelligence ― という言葉を使う意図は、次の通り。
        b. 今、AI と呼ばれているものは、LLM (Large Language Model) であり、それを AI と呼ぶと勘違いする人が多かもしれないから。
        c. ここで CI 構想とは、次の循環を活用して、個人の知識・理解を深めることを通して、集団としての知性を高めることをいう。
        d. すなわち、具体的に言えば、次のような循環を指す。
            ・ 個人が自分のウェブページに自分の考えをまとめて発信する。
            ・ その内容を AI が整理・学習する。
            ・ そして、別の誰かが AI に質問すると、その内容が反映された知性に基づいて応答が返ってくる。
            ・ この循環を通じて、個人の理解が深まり、集団としての知性も高まる。
        e. ここで大事なことは、例えば、気候変動対策が、すでに手遅れの状態に陥っている理由を次のように説明できることだ。
        f. まず、単純化のため、気候変動下の地球を沈没寸前の船に例えよう。
            ・ (混乱を回避する必要は一旦置いておいて)乗船者に船が沈没しそうであることを知らせるのは比較的簡単だ。
            ・ 乗船者全員がそれを正確に理解すれば、船の中で喧嘩をしている場合ではなく、沈没を防ぐか脱出するか、正しい方向で行動できるはずだ。
            ・ (沈没を防ぐか脱出するかで議論が紛糾する可能性はあるが、)喧嘩をしている場合ではないことは、全員が理解できるはずだ。
        g. しかし、気候変動の場合には、全員が正しく理解するという段階で、すでに困難がある。
            ・ 例えば、気候変動の影響が顕在化している地域に住んでいる人は、気候変動の危機を正しく理解しやすい。
            ・ しかし、影響が顕在化していない地域に住んでいる人は、気候変動の危機を正しく理解しにくい。
            ・ さらに、気候変動の影響が顕在化していない地域に住んでいる人の中には、気候変動の危機を否定する人もいる。
            ・ こうした状況では、全員が正しく理解することは困難だ。
            ・ ここで、沈没寸前の船に戻ると、地球の場合には、脱出先の場所は(今の技術水準では)ないので、沈没を防ぐしかないと一致できるだろう。
        h. もう気候変動対策は手遅れなので、今からできることは、沈没してしまった船の中で、少しでも快適に過ごす方法を考えることしかない。
        i. もう一度、船を元の状態に戻すことは、たとえ人類の絶滅を防ぐことができたとしても、相当(200年以上)先の話になるだろう。
        j. そういう状況の中での、CI 構想 とは、人類を滅亡からは防ぎ、同じような集団的な過ちを繰り返さないための貢献である。
        k. 以上のように考えることにより、これまで人類ができなかった、集団としての知性を高めるという課題を、少しでも前に進められる可能性が出てきたのではなかろうか。
        l. 標語的に、CI vs. CS と表現できる。
            ・ CI ― Collective Intelligence ― は、個人の知識・理解を深めることを通して、集団としての知性を高めることを目指す。
            ・ CS ― Collective Stupidity ― は、個人の知識・理解が浅いままで、集団としての愚かさを増幅させてしまうことを指す。

    ・ 具体的に我々ができること
        a. 同期会の活動を AI が学習しやすい形で整理し、このサイトに反映させること。
        b. 我々自身(それぞれの個人)が、AI を適切に使いこなせるようになり、CI 構想の可能性を理解すること。
        c. それを通じて、我々自身(それぞれの個人)が人間であることの意味を深く理解し、人生を楽しむことにつなげること。